こんにちは。軽度知的障害&自閉症の長女(6歳)と、定型発達の次女をワンオペで育てているシェリーです。
5月12日の記事に書いた、**「長女、小学校の身体検査が全項目再検査になった件」**を覚えていらっしゃるでしょうか。
そう、全項目アウトで再検査になった、あの件です。
今日はその第二弾、耳鼻科再検査の修羅場レポをお届けします。
結論から言うと、検査不能でした。
朝から、戦いは始まっていた
土曜日の朝、おばあちゃんに応援を頼んで、3人で耳鼻科へ。
家を出る前から、長女の**「行きたくないオーラ」**は満載。
なんとか説得して、耳鼻科の前まで到着。
「よし、ここまで来た」と、ホッとしたのも束の間。
待合室、イヤイヤ発動
待合室に入った瞬間、長女のイヤイヤがエンジン全開に。
- 椅子に座らない
- ママの膝の上で丸まる
- 「帰る、帰る」のリピート
そして、名前を呼ばれたその瞬間——
「やだ!入らない!」
完全拒否。
抱っこで連行、長女20キロ
仕方なく、ママが抱き上げて診察室へ連行。
ちなみに、長女、20キロ。
暴れる20キロの子を抱えて、診察室まで運ぶ。朝のジムよりハードな運動になりました。
今日の先生、若手のバイトさん
普段の主治医のベテラン先生は、土曜なので不在。
代わりに登場したのは、バイトの若い先生でした。
これがまた、融通の効かなさで伝説を作る先生だったんですが、それは後ほど。
ステージ1:耳の中の検査
まずは耳の中を覗く検査。
「ちょっと耳の中、見せてね〜」
……見せるわけ、ないですよね、この子が。
そうなれば、もう実力行使しかない。
大人4人がかり(ママ、おばあちゃん、看護師さん×2)で長女を押さえつけ、無理やり耳の中を覗く。
長女、絶叫。
「いやーーーーーー!!」
両耳、終了。
汗だくの大人4人と、号泣の長女が、診察室にいる構図。
ステージ2:聞こえの検査
次は、聞こえの検査。
通常はヘッドホンをつけて音を聞くやつ。
でも、長女がヘッドホンつけられるわけがない。目に見えて拒否案件。
そこで、簡易バージョンに変更。
「2mくらい離れて、先生の質問に答えられるか、見てみましょう」
なるほど、それなら、いけるかも。
「そこに立ってくださいね」と言われるも、当然、長女、立たない。
仕方なく、ママが抱っこして、その位置に立つ。
ここからが、コントの始まり
先生「お名前は?」
長女「……(泣く)」
長女、泣いていて聞いていない様子。
先生「お名前は?」
長女「いやー!ママが言ってよー!」
……
聞こえてるな。
ばっちり、先生の質問が聞こえているじゃないですか。
ところが先生は、もう一度。
先生「お名前は?」
長女「いやー!」
え、ダメなの?
**「ママが言ってよ」**って言ってる時点で、聞こえてること、確定じゃないですか先生。
でも、先生は淡々と続けます。
先生「お名前は?」
長女「いやー!」
ひたすら名前を聞く先生 vs ひたすら「いやー」と返す長女。
不毛のループが、診察室に響いています。
質問のレベル、急に上がる
業を煮やしたのか、先生、次の質問へ。
先生「今日は、何月何日?」
長女「いやー!」
……。
いや、その質問の方が難しいのでは?
定型発達の6歳児でも、「何月何日」を即答できない子、けっこういますよ?
横にいた看護師さんが、ぼそっと。
「それは……無理だと思います」
わかってる人、いた。
私も、完全に同意です。
それでも、先生は粘る。
先生「何月何日?」
長女「いやー!」
長女、もう泣き疲れていて、回答パターンも**「いやー」一択**。
先生、ついに諦める
数分の不毛なループの後、先生がため息。
「うーん、検査は無理ですね。じゃあ、鼻と喉を見ましょう」
その瞬間。
長女、両手で口を押さえる。
……
聞こえてるな。
「鼻と喉を見ましょう」が聞こえたから、口を押さえました、この子。
横の看護師さんも、ぼそっと。
「聞こえてますね」
わかってくれる人、ここに2人目。
でも先生は、**「質問に答えられなかった」**という事実だけを見て、**検査結果を「検査不能」**と記録。
「何度も検査すれば慣れてきますからね。じゃあ、また来週来てください」
え。
来週も、これを?
いやいや、無理無理。
「ちょっと待って」と食い下がるママ
ここで私、ちょっと食い下がりました。
「いや、でも6月からプールがあって、今月中に検査結果を出さないといけなくて……」
すると先生、さらっとこう言いました。
「あ、プールは大丈夫です」
……
なんやねん!!
最初からそう言ってよ!!
横で、すんすん泣いている長女。
帰り道、振り返って思う
帰り道、私は心の中でぐったりしながら思いました。
- 普通の子なら、学校で5分で終わってる検査
- それを、朝から3人がかりで耳鼻科に行って
- 20キロを抱っこして連行して
- 大人4人で押さえつけて
- 不毛なやりとりに30分かけて
- 結果、検査不能
何だったんだろう、この時間。
そして、先生の融通の効かなさよ……。
「質問に答えられなかった」という形式的な事実だけで判定するんじゃなくて、**「聞こえているか、いないか」**という本質を見てくれたら、もうちょっと早く終わってた気がする。
それでも、長女はがんばった
でも、長女、本当によくがんばりました。
20キロの体で、4人の大人に押さえつけられて、耳の中を覗かれて、絶叫して、それでも逃げずに最後までいた。
特性のある6歳児にとって、これはフルマラソン級の消耗。
ご褒美はスタバのフラペチーノ
帰り道、長女のリクエストでスタバへ。
長女が選んだのは、バニラクリームフラペチーノ。
ストローで一生懸命飲む横顔を見ながら、私は心の中で呟きました。
「あとは……眼科と歯科か……」
そう、まだまだ再検査項目は残ってる。
眼科なんて、一番のハードモードになるであろうことが目に見えてる。
身体検査の各項目を、一つずつ、こうやって戦って回収していくわが家の春。
同じく検査巡りをしているママへ
もし、今、同じように、
- 学校の検査で全部引っかかった
- 一つ一つ再検査に連れて行ってる
- 毎回大暴れで、ぐったり
- 「普通の子なら一瞬で終わるのに」と思って凹む
そんなママがいたら、わかります、本当に。
これ、特性児ママの、毎年の春の風物詩ですよね。
「検査一つに、なぜこんなにエネルギーを使うんだろう」と、毎回しみじみ思う。
でも、やるしかない。
やったら、ご褒美にスタバ。
それで、なんとか、わが家は今日も生きてます。
頑張れ、私
眼科、歯科、まだ残ってる。
頑張れ、私。
そして頑張れ、長女。
今日のがんばりは、ちゃんとママが見てたよ。
今日もおつかれさまでした。

コメント