こんにちは。軽度知的障害&自閉症の長女(6歳)と、定型発達の次女をワンオペで育てているシェリーです。
昨日、**「カフェでPC作業がだれてます」**という記事を書いたので、今日はその続きで、私自身の話を書かせてください。
実は私、ADHD傾向の持ち主なんです。
ADHDの診断
私のADHDは、うつ病の診断を受けた時に、精神科で一緒に診断されました。
小さい頃から「じっとしていられない子」ではあったんですが、大人になってからその特性が顕著に出ているのは、頭の中。
そう、私の場合、頭の中がADHDなんです。
頭の中がそわそわしている
具体的にどんな感じかと言うと、
- 説明を聞いていても、すぐ思考がどこかに飛ぶ
- 興味のない話題は、そもそも聞いていない
- でも興味がある話題は、細部まで覚えていて深く理解できる
- 人の名前や顔を覚えるのがものすごく苦手
- 人と話した内容を翌日覚えていない
これね、社会人として、地味に致命的なんですよ。
結果、友達は少ない
人間関係の形成、かなりハードルが高い。
会話の内容を覚えていないので、
- 「あの時話してた○○、どうなった?」と聞かれても思い出せない
- 名前と顔が一致しないので、人を覚えていない
- 興味の合わない話には関心を持てない
結果、友達は少なめです。これは、もう諦めてます。
ただし、行動力は人一倍
ここからが、ADHDのちょっと面白いところ。
頭の中はそわそわしているけど、思いついたことを即実行に移す力は、人並み外れています。
行動力の塊、それが私。
「これいいかも!」と思ったら、もう次の瞬間には動き出している。
- 副業を始めようと思ったら、その瞬間に準備開始
- ブログを始めようと思ったら、その日にドメイン取得
- 引っ越そうと思ったら、その週に物件見学
トライアンドエラーの速度は、誰にも負けません。
「ADHD=勉強できない」ではないと思う話
「ADHDなら勉強もできないんでしょ?」と思われがちですが、私は必ずしもそうじゃないと思っています。
確かに、全教科をまんべんなくは無理。でも、好きな教科だけに絞れば話は別。
私は私立大学受験に絞って、好きな教科だけを徹底的にやりました。
そしてADHDの過集中パワーを炸裂させた結果——
慶應義塾大学に合格しました。
ポイントは「好きな教科を選べた」こと
ADHDが苦手なのは、興味のないものに均等にエネルギーを配分すること。
逆に、興味のあることに極端に集中するのは、ものすごく得意。
国公立だったら、ぜんぶの教科をまんべんなくやらなきゃいけないから、たぶん詰んでいたと思います。私立=好きな教科で勝負できるというのが、私にとってはラッキーでした。
ADHDの戦略は、「得意なフィールドを選ぶ」こと。
これは大学受験に限らず、人生全体に言えることだと、今でも思っています。
大学では体育会、これがしんどかった
無事に大学生になった私。
何を血迷ったか、体育会に入部しました。
正直、これはADHDにはきつかったです。
体育会のキツさ
- 毎日同じ場所で
- 同じメンバーと
- 同じ練習と筋トレを繰り返す
- 上下関係を維持
- 密な連携を作る
これ、ADHDが苦手なことの集大成みたいなパッケージ。
毎日同じことの繰り返しで、脳が飽きる。
同じメンバーとの濃密な人間関係に、消耗する。
上下関係を覚えるのも、地味に大変。
途中でメンタルがやられ、休部を挟みながら、なんとか引退まで漕ぎ着けました。
正直、**「よくがんばったよ、当時の自分」**と今でも思います。
体育会パワーで、大企業へ
ボロボロになりながらも、体育会を引退した私。
その**「体育会+慶應」**の肩書きは、就活市場では強かった。
新卒で、大きな会社の総合職として入社することができました。
大企業の総合職、しんどかった
そこで求められていたのは、
- 周りの人とコミュニケーションを取る
- 上司、同僚、他部署と丁寧に調整する
- 段取りを踏んで仕事を進める
- 飲み会で関係を深める(飲みニケーション)
これ、ADHDには全部、地獄。
承認プロセスで、興味が消滅
例えば、こんなフロー👇
- 私「これいいアイディア!やりたい!」
- 上司「会議で検討しよう」
- 数週間後、会議で承認待ち
- さらに数週間後、承認降りる
- 私「……あれ?私、何やりたかったんだっけ?」
興味、消滅。
ADHDの「興味」と「行動力」には、短い賞味期限があるんです。承認プロセスに乗せた瞬間、私の脳は**「もういいや」**と興味を失ってしまう。
ADHDにとって、承認プロセス=興味の死刑宣告。
飲みニケーションが理解できなかった
特に飲み会は本当に苦痛でした。
- なぜ業務時間外に上司と飲まなきゃいけないのかわからない
- 興味のない話題に相槌を打ち続ける苦行
- 話題を提供しようにも、そもそも興味のあるものが共有できない
結果、ずっと愛想笑いでやり過ごす日々。
「これ、なんの時間?」と頭の中で思いながら、ビールを飲んでいた20代でした。
(コロナ禍前の話なので、当時はまだ飲み会文化がしっかり残っていた頃です)
今は、個人事業主
そんな私が今、個人事業主として働いています。
これがね、ADHDにとって天国なんです。
何が楽か
- 承認プロセスがない → 思いついたら即行動
- 人間関係のストレスがない → 1人で完結
- PDCAを好きに回せる → スピード重視で改善できる
- 働く場所を変えられる → 飽きがこない
特に**「働く場所を毎日変える」っていうのは、私にとって本当に大事**。
同じ場所に毎日出社すること自体、飽きてしまうんです。会社にも、業界にも、すぐ飽きてしまう。
思いついた事業にどんどん手を出しています
今、私はいくつかの事業を並行しています。
- 本業の在宅ワーク
- このブログ
- その他いろいろ
「ひとつのことに集中した方が成果出るよ」とよく言われます。
でもね、私の脳は**「ひとつのことだけ」ができないようにできている**んです。複数並行している時の方が、脳が活性化する。
これは、ADHD特性を無理に矯正しない、自分なりの最適解。
ADHDで悩んでいるあなたへ
ここまでの私の人生を振り返ると、ADHDは「合う環境」か「合わない環境」かで、生きやすさが全然違うことがわかります。
| 合う環境 | 合わない環境 |
|---|---|
| 好きな科目で勝負(私立受験) | 全教科均等(国公立受験) |
| 個人事業主 | 大企業の総合職(調整役) |
| 場所を変える働き方 | 毎日同じ場所への出社 |
| 即決即行動 | 承認プロセスの長い組織 |
体育会と大企業でボロボロになった経験があったからこそ、今の働き方にたどり着けました。
遠回りも、意味があったと信じたい。
「自分に合った環境」を考えよう
世の中には、いろんな働き方があります。
- 正社員
- 契約社員
- フリーランス
- 個人事業主
- 副業からのスタート
- 在宅ワーク
- 複業
自分の脳の特性に、環境を合わせる。
これって、サボりでも逃げでもなくて、戦略です。
苦手な環境で頑張り続けるのは、長期的に見ると消耗するだけ。私自身、組織で頑張りすぎてうつ病になりました。
早めに、自分に合う場所を探していいんです。
まとめ
今回は、障害児育児というより、自分自身の障害についてのお話でした。
ADHDは、短所と長所が表裏一体の特性。
組織では短所が目立つけど、合う環境では長所が爆発します。
もし今、しんどい働き方をしているなら、自分の脳と相談する時間を作ってみてください。
「自分に合った環境」を考える、それだけで人生はかなり変わります。
私はうつ病になってからやっとそれに気づいた人間ですが、気づくのに遅すぎることはない。今日からでも、ちょっと考えてみる価値あり、です🌱
今日もおつかれさまでした。


コメント