こんにちは。軽度知的障害&自閉症の長女(6歳)と、定型発達の次女をワンオペで育てているシェリーです。
今日は、ちょっと強めの意見を書きます。
タイトルの通りなんですが、療育手帳の取得を**「迷っている」状態のママ・パパに、伝えたいことがある**んです。
少し厳しい言い方になる箇所もありますが、それでも書きます。同じ立場で迷った経験のある自分だからこそ、伝えたいことだから。
わが家のケース
長女が5歳の時、発達外来で田中ビネー検査を受けました。
結果は、
- DQ 72
- IQ 67
「軽度知的障害」と診断され、療育手帳の取得対象となりました。
この結果を受けて、私は迷わず療育手帳を取ることに決めました。
なぜ迷わなかったか
理由は、シンプルです。
「この子が受け取れる支援は、すべて受け取れる状態にしておくべきだ」
そう思ったから。
療育手帳が取得できるということは、この子は支援を必要としている状態であるということ。手帳を取らない選択は、その支援の入り口を閉じてしまう選択でもあります。
「取ることに躊躇うママ」の気持ちもわかる
もちろん、躊躇うママ・パパの気持ちも、痛いほどわかります。
療育手帳を取るということは、
- この子を**「障害児」だと公的に認める**ことになる
- 受給者証として、書類に名前と障害が記録される
- なんとなく、「もう後戻りできない」感がある
「もう少し様子を見たい」
「もしかしたら、必要ないかもしれない」
「成長して、いつか普通になるかも」
そんな気持ちで、取得を先送りにしているケース、本当によく聞きます。
でも、厳しい言い方をします
ここからは、厳しい言い方になります。
それは、親のエゴです。
療育手帳が取得できる状態にある時点で、その子は今、支援を必要としている状態なんです。
親が「認めたくない」気持ちで取得を先送りにすると、子どもが受けられるはずの支援が、受けられないまま時間が過ぎていきます。
「受け取れる支援は、全部受け取らせる」
これが、親の責任だと、私は思っています。
療育手帳でできたこと【実例】
抽象的な話だと伝わりにくいので、わが家の実例を書きます。
5歳から6歳のこの1年間で、療育手帳が実際に役に立った場面👇
①保育園の調整点数の加算
保活の際、療育手帳があると調整点数の加算がつきます。
これ、激戦区の保活ではかなり大きなアドバンテージ。
詳しくは過去の保活記事に書いていますが、療育手帳の有無で、入れる園がまったく変わってきます。
②ホームヘルパー制度の補助申請
うつ病の私が利用している区のホームヘルパー補助制度。
申請の際、療育手帳があることで手続きがスムーズに進みました。「特性のあるお子さんがいる家庭」という事情が、書類上ですぐ伝わるからです。
③特別支援学級への入級手続き
小学校の特別支援学級に入るための手続きにも、療育手帳を使いました。
なくても入級できる場合はありますが、手続きの根拠書類として機能するので、あった方が圧倒的にスムーズ。
④医療費・税金・公共料金の減免
これは自治体によりますが、
- 医療費の助成
- 所得税・住民税の控除
- 公共交通機関の割引
- 公共施設の利用料金の減免
など、経済的なメリットもたくさんあります。
その他にも
- 福祉サービスの利用
- 障害児通所支援
- 進路選択の幅が広がる
- 将来の障害年金の根拠資料になる
これらが、療育手帳1枚あることで、ぐっと利用しやすくなるんです。
「障害児と認めるのは複雑」その気持ちに向き合う
それでも、心のどこかで、
「障害児と認めるのは、複雑な気持ち」
と思うママ・パパは、たくさんいると思います。
私もそうでした。診断を受けた日、病院の前のベンチで泣きました。
でも、そこから一歩進むしかないんです。
認めることと、可能性を諦めることは違う
療育手帳を取ることは、**「この子の可能性を諦めること」**ではありません。
**「この子の現在地を、ちゃんと見る」**ことです。
そして現在地を見るからこそ、そこから一番いい未来に向かって、必要な支援を組み立てられる。
可能性を信じる気持ちと、療育手帳を取ることは、両立します。
誰にも見せたくないなら、見せなくていい
「療育手帳を取ったら、誰かに知られるんじゃないか」
そんな心配をしている方もいるかもしれません。
大丈夫です。
誰にも見せたくないなら、見せなくていい。
療育手帳は、親が必要な場面でだけ提示するもの。学校や園に伝えるかどうかも、家庭で選べます。義実家にも、友達にも、伝える義務はありません。
「持っているけど、見せない」
これも、完全にアリです。
だからこそ、とりあえず取っておく。「使うかどうか」は、後で決めればいい。
取得には時間がかかる、これは早めに
最後に、これは実務的なポイント。
療育手帳の申請から取得までは、自治体によりますが半年くらいかかります。
- 申請書類の準備
- 必要な検査(IQ検査など)
- 面談
- 審査
- 交付
これらを経て、ようやく手帳が手元に届きます。
「取りたい!」と思ってから、すぐに使えるわけじゃない。
だから、取得を考えるなら、できるだけ早く動いた方がいいんです。「いつか必要になるかも」と思っているなら、今すぐ動き出しましょう。
まとめ:もう一度言います
最後に、もう一度、強く伝えたい。
療育手帳が申請できる時点で、その子は支援が必要な状態です。
その子のために整えられる環境は、できるだけ整えてあげてください。将来、その子が少しでも生きやすくなるように。
療育手帳を取ることは、
- ❌ 子どもの可能性を諦めることではない
- ❌ 親が負ける戦いではない
- ✅ 子どもに渡せるお守り
なんです。
同じ場所で迷っているママ・パパへ
もし今、療育手帳を取るか取らないかで迷っているなら。
取ってください。
未来のお子さんが、きっと感謝します。
「ママ、パパ、あの時、ちゃんと支援を受けられるようにしておいてくれてありがとう」って。
たとえ言葉では伝わらなくても、生きやすさとして、ちゃんと届きます。
今日もおつかれさまでした。


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